| 波を チャプ チャプ チャプ チャプ かきわけて |
| と、大海をあてどもなく走る「ひょうたん島」も、初めから動いていたわけではないのです。 |
| 地球上の、どこかの国の陸地と橋でつながった、燈台のある小さな島だったのです。 |
| ある日、サンデー先生につれられた子供たち(ハカセ、チャッピ、プリン、ダンプ、テケ)がピクニックにやってきます。 |
| じつは、噴火の予報がでていたのを知らなかったのです。 |
| 突然!「ひょうたん火山」は爆発!どうしたはずみか、大海をあてもなく、さまようはめになってしまったのです。そこへ、国際警察が飛行機で護送中の殺し屋、ニヒルなダンディーが、パラシュートで降りて来ます。 |
| また、七つの海と、百八の河を荒し廻った海賊トラヒゲが筏で大荷物と一緒に流れつきます。その荷物の中のテレビをさっそくつけてみますと、どこかの国のニュースで、ジャーナリストに追及された大統領がテレビからこぼれ落ちてきました。これこそ、だれでありましょう?だれでもない、大政治家、ドン・ガバチョその人でありました。 |
| そんなこんなで「ひょうたん島」はぼつぼつあつまった、あまりあてにはならないような人間ばかりで、一独立国となって、どこへともなく進んでいくのです。 |
| まるい地球の水平線に なにかが きっとまっている |
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| そう「ひょうたん島」はじつにいろいろな所へ流れついたのでした。 |
| そして書ききれないほどの、流れついた先と、ながれついた者たち。 |
| そして数えきれないほどの、大冒険と、危機。 |
| 「ひょうたん島」の住人たちは、どうにかこうにか、ひとつひとつ乗り越えていきます。 |
| 一人も、スーパーマンがいないのに。それどころか、少しの長所と、たくさんの欠点を持ったものばかりで。 |
| それがとても「ひょうたん島」の住民らしかったのです。それが、とてもおもしろかったのです。 |